令和8年2月のこみリハ教室


この冬大雪に見舞われた札幌です。2日前にも吹雪かと思いきや、急に暖気がやってきてました。道路は溶けたり凍ったりを繰り返し、移動が大変なシーズンです。そのような状況の中、今月は5名の方がご参加くださいました。


近況報告では、皆さん言いにくい言葉があっても、ゆっくり説明してくださいました。久しぶりに病院で失語の検査を受けてきたこと、結果はまだ出ていなくて次回に教えてもらう予定?とのこと。

市外からご参加のTさんは診察の日、途中でJRが止まってしまい、札幌の手前の駅で降りて歩いて行ったとのこと。帰りはいつもとは違うルートで、地下鉄とバスを使って帰宅されたことを説明されました。大変でしたねと返すと「おもしろかった」とのこと。さすがいつも前向きです!

Aさんは言葉がうまく出ない代わりに、スマホを使っていろいろ説明してくれます。今回は、最近練習に使っている歌について教えてくれました。琴の初鶯にはじまり、ビートルズのイエスタデイやエーデルワイスと、様々なジャンルの曲を次々とスマホに合わせて歌ってくれました。

Nさんもなかなか言葉が出にくいのですが、それを補うバインダーファイルの日記のページから、報告してくださいます。誕生日のことや、おやつに食べた栗きんとんのこと、そして今月は、雪まつりの缶バッジのことを忘れてはなりません。今年も無事ゲットされ、ノートに貼ってきてくれました。休憩中には皆さんんでNさんの席に集まり、缶バッジやファイリングされた栗きんとんの包装紙を見せてもらいました。ちなみにNさんの缶バッジは8740個になりました。




後半のレクは、「ヒントで県名あてクイズ」です。各都道府県の名所や名産品などヒントを出していき、県名を当てていただきます。少ないヒントで当たると、高得点がもらえます。たいてい名所が出ると直ぐ当たるので、出題に工夫を凝らし(笑)ます。最初のヒントは、『きゅうり』とか『みかん』。候補地がいくつかあって迷いますね。皆さん悩んでくれまして、3組別々の答えが出たりして盛り上がりました。『米』では新潟、秋田、北海道と答えが分かれていました。が次のヒント『トキ』で新潟と答えた方に軍配が。



失語症の方とご家族も参加できるこみリハ教室は、毎月第3土曜日午後2:30~4:30 スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております。次回は3月21日です。
詳しくはいーたいむのホームページからお問い合わせください。

令和8年1月のこみリハ教室


今年初のこみリハは、1月17日の午後に開催しました。
北海道の冬は急に天気が変わるのですが、比較的穏やかな日で幸いでした。
今回は失語症の方5名、ご家族3名のご参加です。
さっそく、お正月の様子や、この1ヶ月の出来事など、近況報告をお伝えいただきました。


Kさんは、週に3回のリハビリに通っていることと、お天気の良い日は歩いていますとのこと。「春夏と違ってお庭の花はないですね、スズメくらいかしら」と問いかけましたら「はといる」とお答えくださいました。このところ発話が増えているKさんです。

Tさんは地元の神社に、どんど焼きに行ってきたことを、写真を貼ったファイルを使いながらお話しくださいました。


Aさんは今日が阪神大震災の日だということ、当時神戸に住んでいたこと、尼崎の奥さん宅にいて地震に遭ったとのことで、奥さんのお手伝いをもらいつつ、スマホを使ってお話しくださいました。年末にはオルガンコンサートを聴きに、キタラに行ったことや、ご自宅の蘭の花(カトレア?)が5年ぶりに咲きましたと、画像を見せて下さいました。


Yさんは相変わらず腰がいたくて、コルセットを使っているとのこと。

そして年賀状に思いがあるNさんが、ご友人知人の方々からいただいた歴代の年賀状をご持参くださいました。
なるほど、Nさんが年賀状にこだわる思いがわかります。休憩時間には並べてご披露いただき、ご参加の皆さんでしばし鑑賞会となりました。


後半は1月恒例の「かるたビンゴ」です。昨年は夏にも実施しているので皆さん慣れていらっしゃいます。
あと1枚の時は「リーチ!」1列揃ったら「ビンゴ」と発声いただきますが、これも皆さん頑張ってくださいました。



失語症の方とご家族も参加できる、こみリハ教室は毎月第3土曜日 午後2:30~4:30 スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております。詳しくはいーたいむのお問い合わせフォームをご利用ください。

令和7年12月のこみリハ教室


失語症サロンいーたいむの、言語聴覚士 金浜 悦子です。
このレポートでは、札幌で毎月開催している失語症の方のリハビリ教室
「こみリハ」の様子をご紹介しています。
この教室は、ご家族も一緒に参加することができます。

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本来であれば、こみリハ教室は毎月第3土曜日の午後ですが、今月は会場の都合で第2土曜日の、12月13日 午前10:00からの開催となりました。午前にもかかわらず、教室にはいつものようにご参加の皆さんがお集まり下さいました。

遂に恐ろしい氷の道が始まったことが話題になり、靴底にグラスファイバー入りの滑り止めが登場していることに触れると、Tさんが絵を描いてくれました。いまやゴムのギザギザじゃないのですよね。これで滑りにくいとは、びっくりです。本当に転倒が恐ろしい季節です。


近況報告では、2か月ぶりにご参加くださった、Aさんからスタート。間が空いたので、たくさんお話いただきました。建築物に関心が高いAさんは、この秋には市内をあちこち歩かれたようでした。帝国ホテルの設計で有名な、アントニン・レーモンドさんが設計した聖ミカエル教会を訪ねたり、北大植物園や、園内の博物館に行ってきたとのことでした。札幌市内にも、素敵な建築物がたくさんあるのですね。

Tさんは、失語症の有志で開催したパン作り教室に参加されたとのこと。

Nさんは、ただいま年賀状作成に取り組んでいる最中とのことです。今年もNさんならではのすてきな年賀状ができあがりそうです。現役時代は500枚も書かれていたとのことですが、年を追うごとに減ってきて…といっても今年は150枚だそうです。

山菜取りが大好きなYさんは、冬場の足作りに、自宅から札幌駅や地下歩行空間を歩いているそうです。JRだと2駅ほどある距離ですから、なかなかの鍛えようです。

Kさんもお変わりなく日々お過ごしのようですが、天気をみて歩くようにしているとのこと。また、最近は夕食の用意を担当されるようになったとか。筆者も、家事は最強のリハビリだと思っています。


後半のレクは、忘年会でも皆さんに挑戦いただいた、三択クイズを行いました。三択ですので、皆さんには指で番号を示してもらいます。クイズの問題は、口頭のみではなくボードに書いて文字にします。音声だけでは理解に自信がなくても、文字が助けになることがあります。都合の良い方を、うまく使ってみてくださいね。

クイズの問題は、「世界初のインスタントラーメンが販売されたときの値段はいくらだったか?」とか「東京タワーが建つ前には、そこには何があったでしょう?」など、懐かしい昭和にちなんだもの。

皆さんしっかりと、指を使ってお答えくださいました。




今年最後のこみリハということで、皆さんに『ご自分の今年の漢字』をお答えいただきました。
今年訪ねた建築物に由来の「聖」だったり、金婚式の「金」、そのほか「税」「料」など、参加者全員に半ば強引に挙げていただきました(笑)。
年の初めもやってみましょうか。


冬の雪道や悪天候は、北海道の宿命。外出を控えざるを得ない方もいらっしゃいますが、少しの辛抱です。体力温存してくださいね。

こみリハ教室は来月1月も開催致します。1月は通常の第3土曜日、17日の午後2:30~です。お天気に恵まれますように。

どうぞ皆様、良いお年をお迎えください。

失語症のご家族も参加できる「こみリハ教室」については、ホームページのお問い合わせフォームをご利用ください。ご連絡をお待ちしております。